絶不調は続かない!!『平均回帰』という考え方


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こんにちは。

能力は平均以下!?ミクサです。

 

今回のテーマは『絶不調は続かない!!"平均回帰"という考え方』です。

 

私はよく、「今日の仕事は上手くいかなかったな…」とか「今回の絵の出来は今一つだな…」なんて、クヨクヨと悩んでしまうことがあります。

 

たぶん皆さんも、同じように、クヨクヨしてしまうことがあるのではないでしょうか?

そんな悩みを解決する、素晴らしい考え方を知ったので、紹介したいと思います!

では、さっそく見ていきましょう!

(`・ω・´)

 Contents

 

絶不調は続かない!!『平均回帰』という考え方

 

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平均への回帰

「今日の仕事は上手くいかなかった…」大丈夫です。

数日後には、自分の平均的なパフォーマンスに回帰します。

 

「うわ!株価爆上げしてる…もう買うタイミングは来ないのかな…」大丈夫です。

待っていればその内、移動平均線に回帰します。

 

「今日はめちゃくちゃ寒いなぁ…ずっとこんな日が続くのだろうか…?」大丈夫です!

数日経つと、季節の平均的な気温に回帰します。

 

一方向に偏って動いたものは、すぐに偏りが解消されるように反対方向に動くことが多いです

これを、統計学用語で、

平均への回帰と呼びます。

 

もし、あなたが今「いつもできていたことが上手くできなかった」と悩んでいるとしたら、それは悩む必要のないことです!

なぜなら、少し時間が経てば、平均的なパフォーマンスに回帰するのですから。

 

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ギガハードル高し…

『平均への回帰』のワナ

この『平均への回帰』を知らないと私達は、とんでもない過ちを犯してしまう可能性もあります。

 

例えば、子どものテストの点数がいつもより低かったとします。

親は、そのことについて、子どもをきつく叱りました。←叱る必要はそもそも無い。

次のテストでは、その子は高得点を取ってきました。

親は「よくやった!」と子どもを褒めました。

しかし、また次のテストでは、成績が少し落ちてしまいました。

すると、親はこう考えます。

「この子は、とにかくきつく叱りつけた方が成長する!決して褒めてはいけない!」と…

 

仕事でのパフォーマンスが、いまいち振るわなかった日に、占い師に運気を見てもらったとします。

その占い師の言った通りにしてみると、いつものパフォーマンスが発揮できるようになりました。

すると私達は、こう考えます。

「あの占い師は本物だ!これからも、上手くいかなくなったら見てもらおう!」と…

 

どちらの例も、ただ平均へ回帰しただけのことです。

もし近くに、こういった状態に陥っている人が居たなら、ぜひ「それは"平均への回帰"という現象だよ」と教えてあげてください。

 

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入るかも…!?(; ・`д・´)

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『平均への回帰』を株式投資に応用する

この『平均への回帰』を利用した投資手法に

『ダウの犬』というものがあります。

『ダウの犬』の投資手順は次の通りです。

 

①ダウ工業株30種を構成する銘柄のなかで、その年の年末時点で、配当利回りの高い企業の上位10社に、同額ずつ年初に分散して投資する。

 

②1年後の12月31日時点で、配当利回り上位10社を再度調べ、ポートフォリオを組み直す。

 

③以後、1年ごとにこれを行い、ポートフォリオのリバランスを行う。

 

これは、『企業の業績も、平均に回帰する』ことを狙った投資手法です。

『配当利回りが高い』ということは『株価が低迷している』可能性が高いですから、業績の悪化した割安株を購入し、平均に向かった上昇を狙うというわけです。

(私はこういった投資法はやりませんが…)

 

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安全なマージン理論

『安全なマージン理論』は、アメリカの経済学者ベンジャミン・グレアムが提唱した理論で、ざっくり説明すると、

 

①純資産価値の3分の2の価格で株式を購入する。

②株価収益率(PER)の低い株式を購入する。←10倍以下とかかな?

です。

 

グレアムは、これらの株式は『不当に低い』株価がついているので購入すべきだと考えました。

 

ベンジャミン・グレアムは、『平均への回帰』を統計学用語ではなく、ローマの詩人ホラティウスの言葉を引用して、次のように表現しています。

 

今落ちているものの多くは回復される。今栄えているものの多くは落ちていく。

 

実は、この投資戦略は、偉大な投資家であるウォーレン・バフェットも、投資の基本として活用しています。

 

彼は、『安全なマージン理論』を『街を歩いて吸い残しがあるタバコの吸い殻を見つける』ことに例えて、こう言っています。

 

吸い殻は魅力的ではありませんが、コストがかからないのに、まだそこには『吸う価値』が残されているのです。 

 

私もこの『安全なマージン理論』に賛同しています。

(ただ、最も重要なのは『何に投資するか?』ですがね…。)

※投資は完全自己責任で行ってください!

 

安全なマージンの考え方は、私達に大切なことを教えてくれます。

 

例えば車や家電、スマホなど…

私達は最新の技術に惹かれ、これらの物をよく考えずに購入してしまいます。

 

ただ…こうして手に入れた多くの最新技術は、しばらくすると『自分には必要なかった』ことに気付きます。

 

『価値より安く買う』これが安全なマージンの考え方です。

最新技術も普及すれば、大体のものは、値を下げます。

もし、それまで待てないのなら、心を落ち着かせて、自分にこう問いかけてみましょう。

「その価格は、価値より安いのか?」

 

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フリーズに悩まされています…

感情に従うのは止めよう。

私達は日々、多くの感情に衝き動かされます。

 

悲しみに暮れ、泣いてしまうこともあれば、不安に駆られ、思い悩むこともあります。

怒りに任せて、人を罵倒することもあれば、有頂天になって、調子に乗ることもあります。

 

感情のまま突き進んだ場合、経験上、あまりいい結果に結びつかないことがほとんどです。

 

でも、大丈夫です!

これら感情も例外ではなく、少し時間が経てば多くの場合、

平均へ回帰します。

 

何か重要なことを決める際は、感情が平均回帰したときに、決断することを強くおすすめします!!

 

以上です。

投資家の皆様の健闘を祈ります☆彡

(`・ω・´)ゞ

 

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他5つは過去記事になります。

まとめ

●普段できていたことが、その日できなくても悩む必要はない。時間が経てば多くの場合、平均に回帰する。

●『平均への回帰』を知らずにいると、私達の思考は偏ってしまう場合もある。

●安全なマージンをとれば、損失を最小限に抑えることができる。

●最先端の技術も、時間が経てば風化する。価格以上に価値のあるものだけを買おう。

●私達の感情も多くの場合、平均に回帰する。重要なことは落ち着いてから決断しよう。

 

参考書籍

 

株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法

なぜ、間違えたのか?

 

www.mixa.biz

 

 

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