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すごいブロガーに学ぶ。ブロガーとして成功するために必要なこと
ブロガーとして成功するためには?
ブロガーとして成功するにはどうすればいいのでしょうか?
毎日記事を書き、『スター』や『いいね』を押しまくればいいのでしょうか?
『ブログは読まれなければ意味が無い』
当初私は『どうやったら読まれるようになるのか?』ばかり考えてブログを続けていました。
そして、もちろんその試みは失敗に終わりました。
私はとても運が良い人間です。
私には、投資に関する知識も、実績も、誹謗中傷に耐えられるメンタルも…
何一つ持ち合わせていないのですから。
まるで、実体が伴ってないまま、株価だけが先行している株式市場とそっくりですね。
そんな状態で、多くの人に自分のことが知れ渡った場合、私の身に何が起こるでしょうか?
おそらく、大変なことになるでしょう。
そこで今回は、ブロガーとしての成功を夢見る私たちが、成功する前にクリアしておくべき課題について、私の知るなかで、もっともすごいブロガーさんのブログを参考にしながら述べていきたいと思います。
体制を整え、成功に備えましょう!
『Aクラスの人』は『A+の人』を採用する
Aクラスの人は、Aプラスの人を採用するものだ。つまり、自分よりももっと優秀な人を雇おうとする。だがBクラスの人は、自分の部下としてCクラスの人を採用する。そのCクラスの人は自分の部下にDクラスの人を採用し、そのDクラスの人はまた自分の部下にEクラスの人を採用する。そうすると結局、その会社は数年後にZクラスの社員ばかりになってしまう。
これは、元アップルのチーフ・エバンジェリストであるガイ・カワサキ氏の言葉です。
最近まで私は『自分より能力のある人』が嫌いでした。
自分より能力の高い人を避け、自分より能力の低い人ばかりに注目していれば、『自分は人より優れている』と思い込むことができるからです。
能力の低い人は、自分より能力の低い人を見て、自分の能力を過大評価する傾向にあるのです。
このような心理傾向を、心理学では
ダニング・クルーガー効果と呼ばれています。
投資系のブログやYouTubeでは、上手い人の取引を見るよりも、損ばかりしている人の取引を見るほうが楽しいですよね?
しかし、ダニング・クルーガー効果はとても危険な『思考の誤り』の一つなのです。
今は楽しくても、長期的には必ず大きな害となって返ってきます。
今回は、私がこの『思考の誤り』から抜け出すきっかけをくれたブロガーさん…
志田恵さんを紹介します。
志田恵さんは、『発達心理学』と『すごい人を研究し、そこから得られた知見』をブログで紹介されています。
『自分より優れたブロガーを自分のブログで紹介する』
皆さんは、自分のライバルを応援することができますか?
多くの人は「そんなことに意味はない」と言って応援することを拒むでしょう。
私たちには、自分より優位に立つかもしれない人を推すのを嫌がる傾向があるからです。
この傾向は
社会的比較バイアスと呼ばれ、私たちの陥る『思考の落とし穴』の一つです。
『すごい人研究所』の志田恵さんは自身のブログで次のように書いてます。
今はSNSやネットを通して、さまざまな『羨ましい、良いなぁ』と思うことが増えました。しかし、『そもそも自分が大事にしたいことは何か』を考えた時に、それらはすごく魅力的なものではないことに気付きました。
2ちゃんねる創設者ひろゆきさんが勧める『人と比べないための思考法』とは - すごい人研究所ーより引用ー
ここからは『すごい人研究所』から得られる、『記憶に残るブログを書くためのヒント』を。
そして後半は、志田恵さんから学ぶ、『ブロガーとして成功するために必要なもの』について述べていきます。
すごい人研究所
『すごい人研究所』の記事は、
マンガ→文章という少し変わったスタイルで読み進めていきます。
まず注目すべきなのは、誰が見ても「志田恵さんのブログ」だとわかることでしょう。
『写真と文章だけでは読み難い』
この問題を克服するため、志田恵さんは『マンガブログ形式』を取り入れることにしたのです。
しかし、志田恵さんは最初から絵が得意というわけではなかったそうです。
イラストを描き始めた当初を振り返り、以前よりは成長していることが分かりました。取り組んでいることを、たまにでも振り返って、どれくらい進んでいるかを確認する行為は、達成感や充実感を感じるためにも大切な事ではないかと気付きました。
マンガブログの描き方 - すごい人研究所ーより引用ー
『絵が苦手なら練習して改善すればいい』
私も最初は絵が下手くそでした…
ですがたくさん練習して、今はそれなりに上達することができました。
なぜブログにマンガや挿絵を入れる必要があるのでしょうか?
それは、私たちの記憶に関する脳の仕組みが関係しています。
私たちの脳は大量の情報をストーリーでまとめることで、長期的に保持するようにできています。
この記憶は
エピソード記憶と呼ばれています。
ただ淡々と文章を読むよりも、マンガや挿絵によるストーリーと一緒に記憶したほうが、長期的に記憶に残り易いのです。
マンガの場合はさらに効率的に記憶に留めることができます。
ざっと冒頭のマンガに目を通して、それから文章を読み進めると、さらに記憶に定着しやすいことがわかっているのです。
心理学では、私たちの脳がもつこの性質を
プライミング効果と呼んでいます。
志田恵さんは言います。
堀江隆文さんは、マンガは世界最強のメディアと断言しています。それくらい、マンガには何か大きな力があるのだと思います。視覚は、一瞬でたくさんの情報を取り入れることができますし、読むハードルが一気に下がるのだと思います。
ヒントの積み重ねでブログスタイルが変わった話 - すごい人研究所ーより引用ー
『絵は練習すれば上手くなる』ということは多くの人が証明しています。
自分のブログにオリジナル性をもたせたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
難しい言葉を使う人は、実はよくわかっていない
人によっては、難しい専門用語を連発することを『格好いい』と勘違いしている人がいます。
ドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスはこんな文章を遺しました。
文化の伝承の再帰化は、けっして主観中心の理性と未来の歴史意識のあらわれのなかにあってはならない。我々が自由の間主観的な構成に気づく範囲において、自己所有物としてあらわされた自主性の所有的個人主義の仮象は崩壊する。
この文章を理解できる人は地球上に何人いるのでしょうか?
おそらく、書いた本人も自分の書いたこの文章を詳しく説明することはできないのでしょう。
私の周りにも、難しい専門用語を連発する人が何人かいますが、私は彼らとは関わらないようにしています。
このことについて、『スイスの知の巨人』ロルフ・ドベリは次のように述べています。
「無駄話」をすれば無知を隠せる。ものの言い方が不明瞭なとき、話し手は自分の言っていることがわかっていないのだ。言葉は、思考の鏡だ。思考が明瞭であれば発言も明瞭になるが、思考が不明瞭であれば発言は無駄話にしかならない。
『すごい人研究所』の記事には『無駄話』は存在しません。
きっと志田恵さんは記事の内容を、自分の理解できる範囲内に留め、人にどう説明すればわかってもらえるのかを深く考えているのだと思います。
多くのブロガーは自分の知識の無さを難しい言葉で隠そうとします。(私も最近まではそうでした…)
「そんなこと言ってたらブログ更新できないじゃないか!」
そんな方は、アメリカの作家マーク・トウェインが遺した次の助言に従ったほうがいいでしょう。
言うことがなければ、何も言わないことだ。
尊厳の輪
皆さんは、周りがどれだけ「間違っている」と言って反対しても、『これだけは絶対に譲れない!』と思えることはあるでしょうか?
志田恵さんは自身のことを『頑固者』だと言っています。
私はこれまで『頑固』と言われるのがずっと嫌でした。
何事にも柔軟に考え方を変えられる人の方が『格好いい』と思いませんか?
しかし、柔軟一辺倒のままでは、すぐに周りの人間に意見を左右され続けてしまうのです。
私たちブロガーが成功を目指すためには戦略的に頑固になる必要があるのです。
伝説的投資家のウォーレン・バフェットは『能力の輪』という言葉を好んで使っています。
人生で大切なことは、自分の能力の範囲内に留まり、むやみに輪を広げないこと。
そして、輪の境界線を見つけることが重要であると言っています。
ロルフ・ドベリは、どんな事情があろうと妥協できない、個人的な優先事項や主義の明確な領域を『能力の輪』にならって、
尊厳の輪と呼んでいます。
しかし、尊厳の輪を築き上げるには覚悟が必要です。
『頑固を貫き通す』ことは『反対の意見を持った人を敵に回す』ことになるからです。
ブログでは、反対意見をもった人があなたのコメント欄を荒らし、誹謗中傷の罵声を浴びせてくるかもしれません。
ロルフ・ドベリは言います。
摩擦を起こさずに生きていけるのは操り人形だけである。『能力の輪』を築き上げるには一万時間必要だとしたら、『尊厳の輪』を築き上げるまでには一万回傷つかねばならないだろう。
『自由』とは『嫌われる』こと
天才投資家チャーリー・マンガーは言います。
生きているということは、常にある人々を傷つけ、別の人々を助ける。私たちは、こうした人生の振る舞いをありのままに受け止めるしかない。ありのままを受け止めることが人間らしさなのだ。泣き言を言ってばかりではいけない。泣き言を言って気持ちを整理したら、前に進むのだ。
個人心理学を始祖したアルフレッド・アドラーも『自由とは、他者から嫌われることだ』と言っています。
私のブログでの主張は、分散投資を否定し、テクニカル分析を否定し、ニュースを否定し、配当株投資を否定し、売買を繰り返すことを否定しています。
いつか…私も誰かから否定される時が来るのでしょう。
志田恵さんは言います。
他人の目を気にしすぎて、目の前の事を味わえなかったり、本当に大切なことに集中できなかったりした場合は、いつまで経っても心が落ち着かない人生を歩んでしまうのではないかと思いました。
他人の機嫌を気にすると、とうなるのか - すごい人研究所ーより引用ー
志田恵さんの『尊厳の輪』はおそらく…
人からどう言われようとも、毎日ブログを更新し続けることなのではないかと思います。
私も、自分の信念を強く持とうと思います。
しかし、一つだけ…気をつけなければならないことがあります。
『尊厳の輪』は"小さいまま"でなければなりません。
輪の中に入れるものが10個もあると、それらを同時に満たすことはできず、矛盾が生じてくるからです。
ウォーレン・バフェットも次のように忠告しています。
コミットメントのような厳粛な約束事の数は、限定的でなければならない。
誰にでも成功する可能性は十分ある!
人間の脳の細胞は1000億以上あると言われていますが、正確な数は未だに解明されていません。
私たちにはまだ、科学では解き明かすことのできない可能性がたくさん残っているのです。
心理学者のジョン・クランボルツは、成功の8割は偶然によるものと定義し、偶然による成功を計画的に実現する
計画的偶発性理論を提唱しています。
これによると、計画的に成功を実現するためには、
①新しい学びのチャンスを模索し続け、
②失敗にめげず、粘り強く努力し続け、
③様々な出来事に対処し、
④予期せぬ出来事をチャンスと捉え、
⑤結果が不確かでも行動を起こすこと。
が必要だと言っています。
実は私たちはこれまでにも、自分では『ありそうにない』と思っていたことを、たくさん実現させてきたはずです。
『絶対にうまくいく』とは言い切れないなら、『絶対に失敗する』とも言い切れないのではないでしょうか?
これからも私は、私が知る『現在もっとも成功に近いブロガー』である、志田恵さんに注目していこうと思います。
そして当ブログでは今後も、私がスゴイと思ったブロガーさんを『稀に』紹介したいと思います。
最後に、本記事の内容をまとめて終わりにします。
まとめ~すごい人研究所から学ぶ~
●人間の脳は大量の情報をストーリーにまとめて保存する。最も効率的に記憶に残るブログスタイルは『マンガブログ』である。
●難しい言葉を連呼するのはやめよう。理解できていることは簡単に説明できなければならず、『わからない』なら何も言わないほうがいい。
●"いくつか"のことに対しては、戦略的に頑固になろう。自分の主張を曲げないためには、人との争いは避けては通れず、頑固になるためには、1万回傷付かなければならない。
●自分より優れた才能を持った人を支援しよう。優秀な人はどのみちあなたを追い越していく。だからそれまでのあいだは、彼らとよい関係を築き、彼らから学んだほうがいい。
●人の可能性ほど不確実なものは無い。故に『絶対に失敗する』なんてことは言い切れない。挑戦する価値は十分にあるだろう。さぁ、ネットサーフィンはこれくらいにして、本当に自分のためになる何かを始めてみよう!社畜サラリーマンに幸あれ☆彡
参考資料
Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法