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素人の絵の練習、100枚描くとこうなります。
『継続は力なり』って言うけれど・・・
『日本』と言えば…アニメの国ですね!
私も日本のアニメ文化が大好きな一人のオタクです。
といっても…私がアニメを好きになったのはここ数年のことで、アニメの知識はまだまだです。
きっかけは、娘が見ていた『プリキュア』でした。
実は『プリキュア』って、アラサーの男性もターゲットにしているそうです。
いや~やられました…(;^ω^)
ある日、私はこんなことを思うようになりました。
きっと、オタクの方なら誰もが一度は憧れることかと思います。
それは・・・
『自分でオリジナルのキャラクターを作ってみたい!』
です。
でも私は一年前まで、「絵を描こう」なんて思ったことは一度もなく、周りと比べても画力は酷いものでした…。
とにかく絵が描けないと話にならないので…とりあえずイラストの本を買って読んでみると、
『とにかく毎日絵を描くことが大事!継続は力なり!』
と・・・
これ以上にない根性論が述べられていました。
根性論はいいとして…
「じゃぁどれくらい描けば、どのくらいのレベルに上達するのか?」
これが気になりますよね?
私は1年前から絵を描くことを始めて、今でちょうど100枚の絵を描きました。
私の絵のレベルが100枚の絵を描くことで、どのくらいのクォリティーになったのか?
今回はそれを紹介したいと思います。
『とりあえず下手くそでも、100枚描くと、これくらいなら描ける』という一つの基準にしてもらえると幸いです。
それでは、いきましょう!
私の最初に描いた絵
一つ断っておきますが…
私はかなり特殊で、紙やペンタブを使った絵は今でも描けません。
私が使っているイラストツールは、会社でよく使っているパワーポイントです。
会社で多用しているので、始めからそこそこ使い方に慣れていたということが、皆さんとは違うかもしれませんのでご了承ください。
私が「パワーポイントで絵を描こう」と思ったきっかけは、
嫁さんが「クラウドソーシングにチャレンジしたい」と言い出したのが始まりです。
プロフィール画像をどうするか?悩んでいたので、私はパワーポイントを使って図形を組み合わせ、嫁さんに似せたキャラクターを作ることにしました。
それがこちらです↓
左側が、嫁さんモデルのキャラクター。
右側が、意外と可愛くできたので、気分を良くした私が作ったキャラクターです。
後にこれが、当ブログの引き立て役『AIMU』と『SEIRU』のベースとなります。
で…こんなものを作っていたある日、『曲線』を使えばもっと複雑な形を作れるのでは?と考えました。
(使い方は当記事とは関係ないので省略します。)
そこで、『曲線』を使って、私がもっとも魅力的だと思うキャラクター『初音ミク』を、描いてみることに。
私が曲線で描いた最初の絵がこれです。↓
おぉ…今見るとなかなかひどい…
でも当時の私にとっては、自分がこれほどのクオリティで絵が描けるなんて思ってもいなかったので、とても嬉しかったのを覚えています。
まだ『あたり』や『パース』なんてものは知らなかったので、各パーツの位置関係(大きさ)は見様見真似で適当でした。
30枚あたりのクオリティ
それから私は、パワーポイントで絵を描くことにハマりました。
イラストの本を10冊ほど買って、『あたり』や『パース』『アオリ』『俯瞰』…
いろいろ勉強しながら描くことにしました。
練習すること30枚!
どれほど上達したかというと、こんな感じです。↓
「いやいや…これは画像をコピーして切り取っただけだろ?」
って思われたかもなので…
『グループ化』を解除したスクリーンショットを載せておきます。↓
たぶんですが・・・
パワーポイントを使って絵を描くなんてことは、イカれてないとできないと思います!
イカれてない方は、ペンタブ(液タブ)をおすすめします!
大切なのは"上手くやろう"とすること!
練習すること30枚…
そしてついに、自分だけのオリジナルキャラクターを作ることができました。↓
以降は、ブログ1記事作成毎に、絵を1枚描くことにし、現在に至ります。
絵を練習する上で大切だと感じたこと…それは、
"うまくやろうとする"ことです。
おそらく、適当に絵を100枚描いても1000枚描いても、そんなに絵は上達しなかったと思います。
(変な癖もつきそうですしね…)
私はたった30枚絵を練習しただけで、ここまで描けるようになりました。
ですが、1キャラクターを完成させるのに、5~10時間はかけています。
つまり、絵の練習は
"量より質"
のようですね。
描きたいものが見つかったなら、できる限りうまく描こうとすることがポイントだと思います。
それでも…プロの描く絵をそっくりに真似ることなんて、残念ながら素人には無理です!
そこは量をこなしながら学んでいくしかないですね…。
100枚描くとこうなりました。
私が練習した絵は、ちょうど100枚目になります。
『素人が絵を100枚描くとどうなったのか?』
それがこちらです。↓
もちろん、まだ自分のイメージだけで描くことはできません。
何枚かの絵を組み合わせたり、わかり難いところは、鏡の前で自分でポーズをとったりしてなんとか描いています。
まぁ…プロを目指しているわけではないので、個人的には満足しています。
統制不能の知能
『基礎的なことを意識しながら丁寧に、できる限り上手く描く』
これを繰り返していくと、どこかのタイミングで
『下手に描くことの方が難しくなる』そうです。
ハーバード大学のダニエル・ウェグナーはこれを、
統制不能の知能と呼んでいます。
例えば、自転車の運転や、ピアノ、料理などは、一度上手くできるようになったあとで『ワザと失敗しろ』と言われても、なかなかできないですよね?
逆に、最初から間違ったやり方で『統制不能の知能』を付けてしまうと、正しいやり方に直そうとしても難しいので、しっかり勉強しながら練習していくことが大切です。
イラストレーターのダテナオト氏は、絵の上達には2段階あると自身の著書で書いています。
第一段階:意識してもできないものを、意識できるようにする。
第二段階:意識すればできることを、無意識にできるようにする。
この第二段階が『統制不能の知能』であり、絵が上手い人は"集中しなくても勝手に"上手く描けてしまうそうです。
こうなることが、私たち素人の目指す一つの目標地点になるでしょう。
すぐに上手くなる人はいない。
私たちは、何に対しても急いで結果を出そうとします。
例えば『投資』。
私たちはすぐにお金持ちになろうと考えます。
その結果、リスクの高い商品に手を出してしまい、多くの人が貧乏に転落してしまうのです。
伝説的投資家のウォーレン・バフェットはこのことを、こんな言葉で表現しています。
どれだけ才能があろうと、どれだけ努力をしようと、成就までに一定の時間を必要とする事柄が存在する。早く子供が欲しいからといって9人の女性を妊娠させても、一ヶ月で赤ん坊は生まれてこない。
当然これは、絵の上達にも当てはまることです。
なかなかうまく描けなくて、思い悩むこともあると思います。
『辛ければしばらくお休みして、気が向いたらまた練習する』これで十分だと思います。
やがて…いつの日か、上手く描ける日がくるでしょう☆彡
最後に…
「自分には絵の才能なんて無いから無理」なんて思っている方に、絵の才能があるかどうかがわかる簡単な3つの質問があるので紹介します。
①キャラクターを人と認識できますか?
②椅子に座って絵を描き続けられますか?
③描きたいものはありますか?
これはダテナオト氏が自信の著書で紹介している質問です。
これら3つの問の答えが全て"YES"なら、あなたには絵を描く才能があります!
ぜひ、『使いやすいもの』や『身近なもの』で、絵を描いてみてください。
描きたいものが描けるって、たぶん素敵なことだと思いますよ☆
以上です。
社畜サラリーマンに幸あれ☆彡
まとめ
●集中して絵100枚描けば、ド素人でもそこそこ絵は上達する。
●絵の練習に大切なのは"うまくやろう"とすること。
●練習する際は、量より質を重視したほうがいい。
●『基礎を意識し、丁寧に描く』これを続けていれば、やがて、集中しなくてもうまい絵が描けるようになる。
●成長するのに一定の時間が必要な事柄も存在する。最初からうまい絵が描ける人はいない。焦らず気長に続けていこう!
参考書籍