Contents
悪い知らせが2つあります!ミクサの投資戦略
向こう見ずで年老いたパイロットはいない。
年老いたパイロットは存在する。向こう見ずなパイロットもいる。だが、向こう見ずで長生きしたパイロットはいない。
これは飛行機の操縦に関する格言ですが、投資においても大切なことです。
投資では大きく分けて2種類の情報が存在します。
『アップサイドの情報』と『ダウンサイドの情報』です。
アップサイドは、株価上昇等ポジティブな情報です。
反対に、
ダウンサイドは、株価が下落する、金融危機の兆候等…ネガティブな情報です。
私たち投資家が注目すべき情報は、もちろん『ダウンサイドの情報』ですね。
伝説的投資家ウォーレン・バフェットは自分の会社のCEOには必ず、次のことを守らせています。
いい知らせはいらない。悪い知らせだけを、しかも単刀直入に報告するように。
ということで、今回は投資に関する悪い知らせを2つ紹介します。
大切な財産を失わないよう、慎重な投資をしていきましょう!
①日経平均株価は、短期的に50%下落する可能性
一つ目の悪い知らせは『日経平均株価が直近最高値から50%下落する』というショッキングなものです。
なぜそうなるのか?というと…
コロナ危機の影響で、アメリカの企業の業績が悪化。
15倍程度が適正とされてきた『S&P500』のPERは、現在約30倍の水準にあるそうです。
短期的に、ここに調整が入り『S&P500』は1600Ptに下落すると予想されています。
これは、2200億ドルを超える管理資産を持つ投資会社、グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏の見通しです。
『S&P500』 が半分になるのであれば、日経平均株価もそれに近い水準で下落するでしょう。
日経平均株価は2018年10月に付けた高値24448円の50%OFF
12500円前後がコロナショック2番底の目処となりそうです。
これは金融危機でもなんでもなく、ただ単に『高過ぎる株価の調整』です。
起こる確率は低くは…なさそうですね。
②債権バブル崩壊で日経平均株価は80%下落する!?
二つ目の悪い知らせは、最近よく耳にする債権バブルについてです。
私の周りではこんなことを言う人がいます。
「金利はこれからも下がり続けるから、住宅ローンは変動金利で借りるべきだ!」
そういえば…
1980年代のバブルの時も同じようなことが言われていたそうです。
「土地の価格は上がり続ける。人間は裏切るが土地だけは裏切らない!」
私は、こういった神話が生まれるとそろそろ危ないと思うようにしています。
冒険投資家として知られるジム・ロジャーズは次のように言っています。
おそらく、株価の値下がりは今後も続く。50%、60%、70%、いやそれ以上だろう。実体経済の落ち込みは、いずれ金融機関の破綻をもたらし金融システム不安を引き起こす。いつとは断言できないが、それは必ず起こる。次の金融危機が私の人生で最も大きなものになるだろう。
現在は超低金利時代なので、私たちは借金をしやすくなりました。
低収益の企業も、低金利で資金を調達して自転車操業ができる時代です。
もし金利が上昇したら…
私たちは、低収益の企業は、新興国は、どうなるのでしょうか?
考えるだけでゾッとしますね…
ただ…
個人的には、債権バブル崩壊は景気が過熱し、中銀が金利引き締めに舵を切って以降の話しになると思うので、今現在それについて考えるのは時期尚早かなと考えています。
以上2点が私の知る悪いニュースです。
では、これを踏まえて、投資戦略を練っていきたいと思います。
私のポートフォリオ
現在私のポートフォリオは上図の通りです。
先月から変わった点は、
『カルビー』をポートフォリオから外し、『アートスパークHD』と『金ETF』を新たに加えました。
あと、『バンダイナムコHD』を少し買い増しし、割高水準に突入した『ブシロード』を一部売却しました。
次に、購入単価と現在の価格です。
現在はなんとかギリギリ全銘柄プラスを維持してくれています。
今後の投資戦略
現在私は2つのシナリオを考えています。
シナリオ①
日経平均株価は、このまま3万円に向かって上昇する。
シナリオ②
日経平均株価は、一旦12500円前後への調整を経て、3万円に向かって上昇する。
どちらかと言うと…
おそらく、シナリオ②が濃厚かと思います。
シナリオ①の場合は、株の大半を売却し、金を可能な限り買います。
シナリオ②の場合は、現在絶好調の『カプコン』に投資するチャンスなので、狙っていきたいと思います。
なぜ今『金』を買うのか?
現在、金の価格はかなり上昇してしまっていますが…
それでも私は金に注目しています。
私が金を買う理由は2つあります。
理由①
今のような不確実性の強い相場では『Cash Is King』なのですが…
『現金』をどこの国の通貨で持つのかが重要かと思います。
ジム・ロジャースはこう言っています。
マーケットが中央銀行を信用しなくなると、『現金が王様』になる。しかし、その際、持つべき通貨を間違えてしまうと大変なことになる。2007年、危機の兆候を感じた多くの投資家はアイスランド・クローナで預金した。ーーーしかし、その後アイスランドは破綻し、投資家は現金を全て失うことになった。
では、次の金融危機の際には、いったい何処の国の通貨が買われるのでしょうか?
個人的には…
『リスク回避の円買い(スイスフラン買い)』は発生しない可能性を考えています。
一部では『カナダドル』が避難通貨として注目されているそうですが…
どうでしょうかね?
理由②
ビットコインから始まった仮想通貨ブームが終焉を迎えそうです。
各国中銀がブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨を発行し出すと、現在存在する仮想通貨は邪魔でしかありません。
今でも新興国などでは、国民が資産をビットコインに移す動きが強まっていて手を焼いているようです。
そのうち、世界規模で仮想通貨の規制に乗り出すことが懸念されています。
『仮想通貨に足りないのは"武力"』だそうですが…
溢れた仮想通貨マネーはどこに向かうのでしょうか?
ということで、私は『金』に投資することにしました!
「でも今の金価格、高過ぎない?そもそも金の適正価格っていくらなの?」
ジム・ロジャースは『金の適正価格』について次のように述べています。
それはあなたの住宅の適正価格がいくらかと聞いているようなものだ。50~60年前と現在との物件価格は大きく違っているだろうし、近くに高速道路や鉄道の駅ができたかどうかでも違ってくる。よって、金や銀の価格に関しても、経済状況や政府に対する信頼などで適正と思われる価格は大きく異なると考えるべきだ。
なんとなく…
納得できる内容ですね。
結論
短期的にはコロナショック2番底を警戒(日経平均株価12500円前後を想定)。
長期的には株は力強く上昇する。
という見通しで投資を行っていきます。
下落局面では株を買い、上昇中は金を少しずつ積み立てていく戦略でいきます!
今後も不安定な相場が予想されますが…
投資家の皆さんも損しないように気を付けて下さいね。
以上です。
投資家の皆様の健闘を祈ります!
(`・ω・´)ゞ
※投資は完全自己責任で行ってください!
まとめ
●賢明な投資家は、ダウンサイドの情報だけに注目し、そこに予防措置を施している。
●短期的には高過ぎる株価に調整が入る可能性。
●長期的には、中銀によるQEインフィニティが功をなし、株価は力強く上昇することが想定される。
●債権バブル崩壊について考えるのは時期尚早。
●歴史は同じことを繰り返さないが韻を踏む。今から約30年前、日本のバブルは崩壊した。
※無断コピー御断り!
当記事がオリジナルです。