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アニメ株投資で、私がチェックする3つのポイント
これから日本はこうなる!
これからの日本はいったいどうなっていくのでしょうか?
少子高齢化は加速し、人工減少が進みます。
終身雇用は崩壊し、非正規雇用が増加します。
中間所得層は減り、低所得層が増加、資本主義特有の格差は今後も拡大し続けるでしょう。
国の財政を保つため、消費税は少なくとも20%にはなるでしょう。
と…教科書通りの予測を並べてみましたが…
お先真っ暗ですね(;´・ω・)
でも大丈夫です!
それでも私は日本の未来は明るいと信じています。
だからこそ日本の企業にのみ投資を行っているのです。
実は日本には、高齢化や低所得化、消費増税を上回るスピードで増加しているものが存在しています。
それが人口のオタク率です!
2017年9月
矢野経済研究所では、18~69歳の男女(約10000人)を対象に、人口のオタク率に関するアンケート調査を行いました。
その結果、
『自分自身をオタクと思っている、または、人からオタクと言われたことがある』と答えた人は、19.9%であり、なんと5人に1人がなんらかの『オタク』であるということがわかったのです!
↑日本 オタク率でググると直ぐに出てきます。
しかもこのオタク化は、今後も急速に加速し、2030年には人口の約40%がオタクになると考えられています。
私の周りを見ていると…どうやら信憑性はありそうです。
ところで…『オタク』とはなんなのでしょうか?
簡単に説明すると、
『履歴書に書き難い趣味を持つ人』のことです。
『マンガ・アイドル・アニメ・ゲーム』
が代表的ですね。
因みに…『履歴書に書ける趣味を持つ人』はマニアと呼ばれます。
映画マニア・政治経済マニア・自動車マニア…
そんな感じです。
そして、オタクの特徴として、
私もオタクなのでわかることなのですが…
オタクは好きな物にはお金を惜しみません!
いくら給料が下がろうとも、好きな物にはしっかりとお金を消費するのです。
2030年には、日本はインドやブラジルに抜かれ、国の経済力は5位に転落すると予想されていますが、それでも日本は幸せな国であり続けることでしょう!
これからの日本経済はオタクが主導し成長します。
そこで私が目を付けたのが『アニメ株投資』です。
しかし、国内にはたくさんのアニメ関連企業が存在し、多くは競争のなか衰退していくと予想されます。
そこで今回は、私が見つけた強いアニメ企業に共通する3つのポイントを紹介していきます。
アニメ株投資に興味のある方の参考になれば幸いです。
それでは、見ていきましょう!
①情報発信力に優れている
ブログやっていると痛感することなのですが…
どんなに良い記事が書けたとしても、見てくれる人が居なければ、そのブロガーの知名度は上がりません。
アニメも同じで、そのアニメがどんなに素晴らしいものであっても、私たちが知ることができなければ、そのアニメが日の光を浴びることはないのです。
『東映アニメーション』は圧倒的な情報発信力を持っています。
東映アニメーションの制作するアニメは、
テレビ・インターネット・マンガ・雑誌・映画・グッズ展開・商品コラボといった多くの情報ソースを介すことで、私たちが行動しなくても勝手に情報が入ってくる仕組みが完成しているのです。
日本人なら、ワンピースやドラゴンボールを知らない人はいない…ですよね?
『ブシロード』は、一風変わったおもしろい方法で情報を発信しています。
トレーディングカードゲーム『ヴァイスシュヴァルツ』は他社を含め100を超えるIP(知的財産)が参加しています。
これによって、他社のアニメファンを取り込むことができ、自社IP(バンドリやスタリラ等)の広告塔にもなっているのです。
また、ブシロードがアニメやゲームを始める前には必ずライブや舞台といったイベントを展開しています。
これは、事前にインフルエンサーをつくり、告知してもらうことを狙っているそうです。
最近は、お菓子や飲み物、カップラーメンといった商品とアニメキャラクターがコラボしているのをよく目にするようになりました。
今後もこういった動きは加速し、アニメは私たちの日常にどんどん浸透してくることでしょう!
こんな感じで、
多くの情報を発信する→アニメのファンにさせる→グッズ購入に繋げる。
このサイクルがたくさんのお金を生み出しているんですね。
情報ビジネスは発信力が全て!
たぶんですが…ブログも単独副業で稼げる時代ではないのでは?と思っています。
まぁ…私は『お金儲け』なんて野望は当の昔に消滅しましたがね!
②エンドレス化
アニメビジネス最大の弱点…それは
ストーリーがある以上、必ず終わりがあるということです。
たとえヒット作が誕生しても、そのストーリーが終わってしまった後はまたヒット作を生み出さなければなりません。
その間がブランクになり、売り上げが大きく低下してしまいます。
多くのアニメ制作会社の業績が安定しないのはそこに問題があるからです。
『東映アニメーション』はこの問題を
シリーズ化によって解決しました。
アニメ『プリキュア』は毎年新しいプリキュアに代わり、シリーズ化することで17年も続く大作となりました。
ドラゴンボールも『Z』『GT』『改』『超』と…シリーズ化することで長く人気を維持しています。
こういった取り組みが東映アニメーションの安定した高収益に結びついているのでしょう。
一方のブシロードは、音楽やミュージカル、そしてゲームを組み合わせることによってこの問題を克服しています。
個人的に思うのですが…
『アニメキャラクター+歌』は相性が抜群です。
これにより私達は、登場するキャラクターを、ただのアニメのキャラクターではなく、一人のアーティストとして見るようになります。
アーティストの活動に『終わり』はありませんからね。
終わらせることはできますが…
『アニメ+ゲーム+アイドル+音楽』
これがオタクの心を掴む4大要素なのです。
「週間オリコンランキング…アニソンばっかりやん!?」
今後もこの傾向は続くでしょう。
③AKB化
実は、私はそこまでアニメに詳しいほうではありません。
ですが、私にはアニメにとても詳しい友人が数人います。
彼らが私に情報を与えてくれています。
そんな彼らから最近、興味深いことを聞きました。
「最近のアニメの傾向は"AKB化"してるね。」
彼らが言う『AKB化』とはなんなのでしょうか?
人間には、自分が選んだものを特別だと思い込む傾向があります。
これは心理学用語で
コントロール幻想と呼ばれています。
例えば『ロト6』で、
『数字を全て自分で選んだ1枚のくじ』と、『人が適当に買ってきたくじ』を交換してくれと頼まれた場合、皆さんは何枚となら交換に応じるでしょうか?
5枚…10枚でしょうか?
多くの人は同数での交換には応じません。
しかし、『くじ』なのですから誰が選ぼうとも当たる確率は変わらないはずです。
どうやら私たちは、自分が選んだくじは当たる確率が高くなっていると考えているようですね。
多人数のアイドルグループもこの現象を利用しています。
「グループ内で誰か一人を選ぶとしたら?」
私たちは気付かない間に、グループの中の一人を強制選択させられてしまうのです。
そして、選んだ一人はコントロール幻想によって、特別な存在になります。
さらに、特別な存在のためになら、財布の紐は緩くなるのです。
これが彼らの言うアニメのAKB化戦略です。
化粧品売り場の口紅も、洋服店のTシャツのレイアウトにも…
この戦略が応用されています。
コントロール幻想を利用したこの戦略は強力ですね。
最近のアニメはキャラクターが本当に多いです。
アニメを見ていると、誰か一人のキャラクターに注目してしまうようになってくると思いますが…
あなたにとってそのキャラクターは特別なものでは決してありません!
必要なお金までつぎ込んでしまわないように十分注意してくださいね!
結論
強いアニメ制作会社に共通しているポイントは、
①情報発信力に優れている。
②アニメがエンドレス化されている。
③大勢のキャラクターを登場させている。
です。
「そんなの関係ねー!俺は俺の好きなアニメ会社に投資する!」
止めはしませんが…その投資は止めた方がいいでしょう。
心理学の研究では、
偽の合意効果という心理現象が確認されています。
これは私たちが、自分の考えがいつも多数派だと思い込んでしまう傾向のことをいいます。
『あなたの好きなアニメ』は、『みんなが好きなアニメ』とは限らないのです!
もし、本当に自分の考えが正しいのであれば、自分の選んだその企業の業績に、"正しいこと"が反映されているはずです。
『コカ・コーラ』への投資で有名なウォーレン・バフェットも、コカ・コーラに投資するまでは、ペプシコーラの方が好きだったそうです。
そして、投資を機に、コカ・コーラの『チェリー・コーク』に乗り換えたのです。
私たち投資家は好きな会社や、弱い会社を応援するために投資するのではありません。
元から強い会社の成長に乗っかるために投資するのです!
最後に、余談ですが…
これからの日本ではオタクと共に投資家も増えることが予想されます。
つまり…
オタクの投資家が増えるのです!
しかし、企業の発行する株式には上限があります。
私は保有株が下がれば買い増ししますが、売ることは全く考えていません!
希少なものには価値が生まれます。
ひょっとしたら近い将来…半永久的に終わることのないアニメ株バブルが発生するかもしれませんね♪
密かに期待しています(^^)
以上です。
投資家の皆様の健闘を祈ります!
(`・ω・´)ゞ
※投資は完全自己責任で行ってください!
※当記事は特定の銘柄を奨めているわけではありません!
まとめ
●将来の日本では人口のオタク率が拡大する。
●オタクは好きな物にはお金を消費することを惜しまない。
●アニメ関連企業は、今後も競争が激化し、多くの企業は衰退していく。
●強い企業には、収益力を維持するための仕組みが備わっている。
●『好きな企業=優良企業』とは限らない。"元から強い企業の成長に乗っかる"これがグロース株投資だ!