多くの投資家が失敗する原因『マインドウェア・ギャップ』とはなにか?


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こんにちは。

市場のカモにされてきました…ミクサです。

 

今回のテーマは、『多くの投資家が失敗する原因"マインドウェア・ギャップ"とはなにか?』です。

 

本題に入る前に、次の問題について、よく考えてみて欲しいです。

 

湖の中に百合が生えてある区画があります。毎日その区画は2倍になります。湖全体を覆ってしまうのに48日かかるとすると、湖の半分を覆うのに何日必要でしょうか?

 

本記事でお話しするのはそういうことです。

この問題の答え合わせは当ブログの途中で行います。

 

それでは、本題に入りましょう‼

(/・ω・)/

 Contents

 

多くの投資家が失敗する原因『マインドウェア・ギャップ』とはなにか?

 

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私たちが瞬時に予測できないこと

一枚の紙を半分に折ります。それをまた半分に、そしてさらに半分に・・・

この作業を50回繰り返すと、紙の厚さはどのくらいになるでしょうか?

 

紙の厚みを0.1㎜と仮定すると、その厚さはおよそ1億キロメートルに達します。

これは、地球から太陽までの距離の約3分の2に匹敵します。

 

コンピュータの情報処理能力は2年毎に2倍のペースで上昇していますが、それを聞いても私たちはピンと来ません。

 

2045年にAIが人類の知能を超える(シンギュラリティと呼ばれている)とわかると、途端に「ただ事ではない!」と慌て始めます。

 

このように、私たちの脳は倍ずつ増加していく指数関数と呼ばれるタイプの増加や、100分率で表された増加に関しては、感覚的にわからなくなるのです。

 

FXではスワップ運用が今でも人気ですが…

 

例えば、ある国の通貨に投資するとします。

その国の政策金利は10%で、FXでその国の通貨を買っておけば、毎年10%の金利(スワップポイント)が受け取れます。

とてもおいしい話ですね(^^)

 

しかし、その国のインフレ率は15%でした。

 

経済学には、

実質金利という考え方があります。

実質金利=名目金利ーインフレ率

※名目金利については、分かりやすくするために政策金利をそのまま当てはめます。

 

これに当てはめて計算すると、実質金利はー5%となります。

日本の政策金利・インフレ率を0%と仮定すると…

 

14年間その国の通貨に投資しておくと、投資金が半分になってしまうのです!

とんでもない話ではないでしょうか?

 

もちろん経済は複雑ですので、為替を予測することは不可能です。

ですが、私の知る限り、新興国通貨の多くは、対円で綺麗な下り坂チャートを形成しています。

 

私もスワップ運用をしていましたが…回収不可能と判断して撤退しました。

多額の損失を出し、大失敗の投資でした…。

 

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※投資は自己責任でやりましょう!

マインドウェア・ギャップ

心理学者のダニエル・カーネマンは、人間の認識は2つの思考に分けられると語っています。

 

一つは、従来直感として認識されてきた『素早く連想される認識』です。

そしてもう一つは、『ゆっくりとしたルールによって管理された推論』、つまり、『深く考えた上での認識』です。

 

これらをそれぞれ、人間の思考におけるシステム1システム2と呼びました。

 

カーネマンが問題として挙げているのは、認識は心の作業であり、人間は他の作業をするときと同様に、難しくなると怠けようとすることです。

 

知性のある人が一つの答えを見つけると、それで満足してしまい、それ以上考えることをやめてしまうのです。

 

その証拠に、私たちは、経済評論家や有名な投資家が絶賛すると、深く考えようとはせず、彼らを信じて投資します。

 

認知心理学者のデイビッド・パーキンスは、私たちがシステム1に頼り過ぎるあまり、システム2の内容が乏しくなってしまうことを

マインドウェア・ギャップと呼びました。

 

このマインドウェア・ギャップこそが、私たち投資家が失敗する主な原因なんですね。

私たちは、簡単にわかる情報だけで判断したり、確実に儲かる必勝法を探そうとします。

 

バークシャー・ハザウェイのNo.2であるチャーリー・マンガーは次のように警告しています。

 

投資家は、企業と人間の本質、様々な数字について多くを知る必要がある。それさえ知っていれば成功するといった類いの、魔法の法則の存在を信じてはならない。

 

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72の法則

最初の問題の答え合わせをしたいと思います。 

 

毎日倍に増えていく百合は48日後には湖を埋め尽くす。湖の半分を覆うには何日必要か?

その答えは47日です。(翌日は倍に増え、湖の全体を埋め尽くす)

 

では、これを踏まえて、株式投資について考えてみましょう!

 

ここにAとBという会社があります。

A社(株価2000円)

・一株当たり利益…100円

・PERは20倍

・利益は年率14%で伸びている。

 

B社(株価1000円)

・一株当たり利益…100円

・PERは10倍

・利益は年率7%で伸びている。

 

手元には100万円あります。

全額をどちらか一方に投資するとすれば、あなたはどちらに投資するでしょうか?

 

PERとは?

企業の、その年の一株当たり利益(EPS)が今後も継続される場合、何年で元を取れるかを表した指標です。

 

EPS×PER=株価

となります。

 

一見すると、株価もPERも共に低いB社の方が魅力的に見えます。

しかし、PERの数値が今後も変わらないとすると…

 

B社の株価は10年でおよそ倍の2000円になります。(約です)

投資金100万円は10年で200万円となり、100万円の利益になります。

 

では、A社の株価はどうなるでしょうか?

A社の株価は10年後にはおよそ4倍の8000円になります。

投資金の100万円は400万円となり、300万円の利益を手にできるのです!

 

運悪く株価が半値になったとしても、100万円の利益は確保できます。

十分に安全なマージンをとることができています。

 

これが投資で重要な複利計算の考え方です。

私は、長年の修行の末、この複利計算を暗算ですることができるようになりました!

 

・・・すみません。嘘です。

実は、この複利の計算にはある法則があります。

それが72の法則です。

 

この72の法則に当てはめることで、元本が2倍になる年数を算出することができるのです!

 

計算式は

年利(%)×年数=72です。

 

年利5%なら14年で倍に。年利10%なら7年で倍に。年利15%なら5年で倍になるのです。

 

しかし、大腸菌が増える数に限界があるように、企業の成長にも限界があります。

 

私たちが考えるべきことは、企業が見込み通りの成長をどれくらいの期間継続できるのか?を多くの情報をもとに見極めることです。

 

どうでしょうか?

『投資する』ってなかなか大変な作業ですよね?

 

伝説的投資家のウォーレン・バフェットもこうやって巨万の富を築いてきたのです。

 

投資は力仕事ではない。人一倍、読み、考えなくてはならない。 

 

私は、これまで市場のカモにされてきた人間です。

ポーカーにはこんな格言があります。

 

"やり始めて20分たっても、誰がカモかわからない時は、自分がカモなのだ"

 

株式市場におけるカモは、以前の私のように、直感に任せて売買している人だったんですね。皆さんも気を付けてくださいね。

 

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結論

私たちは、2つの認識の違いを知り、投資に必要なマインドウェアを持たなければなりません。

 

マインドウェアとは、人が問題を解決するときに、自由に使うあらゆるルール、戦略、手続き、知識のことを指します。

 

デイビッド・パーキンスは言います。

 

キッチンウェアがキッチンでの仕事の道具であるように、ソフトウェアがコンピュータを操作するときの道具であるように、マインドウェアは心の作業のための道具です。 

 

投資に必要なマインドウェアとは何なのでしょうか?

少なくても、株式投資の用語を理解し、株主通信や決算報告書には隅々まで目を通すでしょう。

ライバル会社についても調べ、知り合いに意見を聞いてみたり、口コミを調べたりするかもしれません。

 

本記事で紹介した『72の法則』もマインドウェアの一つです。

 

私は投資で一番重要なのは資金力ではなく知識だと考えています。

 

無知の人間が1000万円を運用するのと、知識のあるウォーレン・バフェットのような人が100万円を運用した場合、30年後にはいったいどれだけの差が開いているでしょうか?

おそらく、億単位の差が出ていることでしょう。

 

幸いなことに、私たちの知識にも複利効果があることがわかっています。

 

私も、株式投資や心理学の勉強を始めた最初のうちはなかなか理解できませんでしたが、何冊も本を読んでいるうちに、少しづつですが理解が深まっていることを実感できています。

 

知識は、入れれば入れるほど、頭の中で相互作用をもたらし、まるで複利運用のように加速度的に増えていくのです。

チャーリー・マンガーはこのことを、

知識の複利効果と呼びました。

 

兔と亀の寓話では、足の早い兔がどんどん先へと進みますが、辛抱強く前進を続けた亀は、最終的に兔を追い抜いてしまいます。

 

チャーリー・マンガーは長い時間をかけ、膨大な数の本を読むことで、多くの知識を身に付けました。

頑張って勉強すると、私たちにはいったい、どんなメリットがあるのでしょうか?

チャーリー・マンガーは次のように言ってます。

 

私の経験から言えることだが、いつも考え続け、本を読み続けていれば、働く必要はない。

 

おぉ!!Σ(゚∀゚)なんと夢のある言葉でしょうか!?

とりあえず、投資の本を200冊読破を目指して頑張りましょう!

 

以上です。

投資家の皆様の健闘を祈ります!

(`・ω・´)ゞ

 

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まとめ

●私たちの認識は、『直感による認識』と『深く考えた上での認識』という2つに分けられる。

●私たちは、多くのことを『直感』で考えている。たとえそれが間違っていたとしても、深く考えようとはしない。

●私たちは、投資に必要なマインドウェアを持たなければならない。

●株式投資において、『それさえ知っていれば成功する』という類いの魔法の法則は存在しない。

●知識にも複利効果が存在する。人一倍読み、そして考えよう。

 

参考書籍

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

なぜ、間違えたのか?

株で富を築くバフェットの法則[最新版]---不透明なマーケットで40年以上勝ち続ける投資法

ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則

マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について ( )

 

 

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