こんにちは。
自分にも何か特別な力があるはずだ!…ミクサです。
今回は第7感『ひらめき』についてです。
最新の脳科学では、人間には第7感まであることがわかっています。
変化の激しい現代社会において、この能力が今後もっとも重要な能力と言われています。
「そもそも第6感の定義もよく知らないし…」と思った方もいると思うので、本記事では、『第6感は何なのか?』ということから、『第7感を引き出す方法』まで紹介しようと思います。
長いですが、興味のある方はお付き合いください。
(*^_^*)
Contents
第7感『ひらめき』を科学的に起こす方法
まずは第6感について知ろう
人間の脳の能力(臭覚・味覚・触覚・視覚・聴覚)については、皆さんもよくご存知ですね。
意外に思った方もいるかと思いますが…五感は脳の力です。
鼻・口・肌・目・耳から得た情報は、神経細胞によって脳に伝達されることで、初めて私達はそれを感覚として認識します。
つまり、感覚は脳の働きによって起こされているのです。
第6感は『直感』
脳の6番目の能力、それが直感です。
直感は、以前同じような状況を経験しているために、目の前の状況に対して素早い状況判断をしたり、繊細な感覚を得たりできる能力です。
直感は、一つの分野において、多くの経験を積むことで鍛えることができます。
デジャヴ
初めて経験することなのに、なぜか過去に同じことを経験したことがあるような感覚になるときってありますよね?
これは、既視感(デジャヴ)といって、第6感を鍛えることで、得られる能力です。
消防士や救急看護師、兵士などは、多くの訓練によって第6感を鍛え、デジャヴを引き起こすことで、不測の事態に対応しています。
長い間市場で生き残り、多くの経験を積んだ投資家には『相場感』というものが身に付くと言われています。
一流の投資家は、この相場感により、株価のこれからの値動きを先読みできるそうです。
第6感には弱点もある
このように、第6感は私達が何かを極める際、とても重要な能力ですが、第6感には弱点もあります。
何かに熟達した人たちは、まったく新しいことを行う際は逆に、第6感が原因で、失敗してしまいやすくなるんです。
これは、実際には経験したことが無いにも関わらず、過去に経験したと思いこんでしまうためです。
第6感は、これまで経験した記憶を脳が呼び起こすことによって、過去の経験とよく似た状況に対応することができる能力です。
なので、まったく新しい状況下では、第6感は上手く機能しません。
また、第6感は、既存の方法を極めることには有効ですが、結局それは誰かがやったという先例の上にあることです。
第6感は新しいアイデアを生み出すことができないんです。
変化の激しい現代社会において、既存の方法だけに執着していては、その変化から生まれるまったく新しい状況に、私達は対応できません!
そこで必要となるのが第7感です。
第7感『ひらめき』
脳の7番目の能力、それがひらめきです。
この『ひらめき』と『直感』はどう違うのか?
『直感』は一つの分野において、過去の経験をもとにデジャヴを起こし、過去の経験とよく似た状況に対処できる能力です。
一方『ひらめき』は、全ての記憶からいくつかのピースを組み合わせ、まったく新しいアイデアを想像する能力です。
私達は、既存のものを第6感で向上させることはよくやりますが…重要なのは、第7感でひらめいたことを第6感で向上させていくことです。
第7感については、脳科学で存在は確認されていますが、残念ながら瞬時にひらめきを起こす方法については、まだ解明されていません。
でも大丈夫です。ひらめきを起こしやすくする方法はかなり解明されています!
第7感『4つのステップ』
第7感は4つのステップで構成されています。
順に見ていきます。
『歴史の先例』は一言でいうとこれまでの経験です。
経験がたくさんあれば、脳はその多くの経験のいくつかを組み合わせて、一つのひらめきを起こします。
だから、とりあえず多くのことを『かじる』というのが大切です。
あと、テレビやインターネット、本を読む、人と会話するといったことから、情報をたくさん仕入れることも重要です。
ここでのポイントは、その経験や情報を細分化して見ることです。
例えば、『成功者』についてネットで検索したとき、ある成功者はA.B.C.Dをやったから成功した。また、別の成功者はE.F.G.Hをやって成功したとします。
細分化されたA~Hという情報から、ひらめきでBCFHを組み合わせるというアイデアが生まれるという感じです。
『オープンマインド』は、ひらめきを得るためにもっとも重要なステップです。
オープンマインドとは、予想外のことでも、自然に受け入れられる心の状態を指します。
オープンマインドになるために必要な条件は以下の4つです。
1.白黒思考からの脱却
これについては過去記事で紹介しました。
「こうでなければならない!」とか「正解はコレだ!」といった白黒思考は、ひらめきを起こす際には障害となります。
いつでも自分が正しいなんて思わず、人の意見やアイデアに耳を傾け、いいところは取り入れるよう心掛けましょう!
2.注意散漫を防ぐ
スマートフォンが普及し、私達は多くの『歴史の先例』を学ぶことができるようになりました。
その一方で、私達は『フォーカス』を犠牲にしてしまっています。
『フォーカス』の重要性についても過去記事で紹介しています。
人との会話中にスマホを触っていると、会話の中で得られるはずだった『ひらめきを起こす重要なピース』を聞き逃してしまいます。
「自分マルチタスキング得意だし♪」って思った方…マルチタスキングは人より注意を切り替える速度が速いだけです。
人間が同時に注意を向けられるのは1つだけと言われています。
スマホから会話に注意を切り替えても、完全に注意の対象が切り替わるまでにはタイムラグがあるので、人と話しているときは特にスマホは仕舞っておきましょう。
3.ポジティブな感情
残念ながら、ネガティブな感情はポジティブな感情よりも強いです。
ネガティブな考えはポジティブな考えよりも素早く起こり、かつ持続性があります。
なぜネガティブではいけないのか?
それは、ネガティブな感情になると、コルチゾールというホルモンが分泌されるからです。
コルチゾールは記憶をブロックします。
動揺して何も考えられなくなったときってありますよね?
それはこのコルチゾールが原因なんです。
コルチゾールが分泌されるネガティブな状態では、オープンマインド状態になれず、ひらめきも起こせないということです。
なので私達は、ポジティブになる努力をし続ける必要があります!
過去記事で、科学的にポジティブになる方法をいくつか紹介しました。
他にも、ポジティブになれる方法はたくさんあるので、探して日々の生活に取り入れましょう!
4.非集中
人の脳がもっとも力を発揮するときっていつだと思いますか?
それは、何もせずボーっとしているときです。
デフォルト・モード・ネットワークといって、何もしていないときは、脳が整理され、疲労がリセットされます。
非集中状態の脳のエネルギー消費は、集中状態の15倍になるそうです。
これには、脳の血流が大きく関係しています。
脳の血流の総量は、集中時も非集中時も変わりません。
ですが、集中時には、その行動をとるための脳の部位に血流が多く流れます。一部に血流が集中することで、その他の部分の動きが鈍くなるのです。
一方、非集中時は、全体に血流が行き渡るので、脳をフル稼働させることができるわけです。
この非集中を活かすことで、ひらめきを起こしやすくすることができます。
1日のうち30分でもいいので、何もせずボーっとする時間を設けましょう。
細分化された情報は、オープンマインド時に組み合わさり、『ひらめき』を起こします。
しかし、ここでも問題があります。
私達は基本的にひらめきを無駄にしてしまうんです。
せっかくひらめいたのに、行動に繋げられないのでは意味がありません。
でも、行動できなかったからといって、自分を「意気地なしだ」と責める必要はありません。
このひらめきは、最初は不完全で曖昧なものが多いのです。
最初のひらめきを探究していくことで、第二・第三のひらめきが生まれ、どんどん具体化していきます。
ひらめいたことを実現するためにどうすればいいのか?について、具体的な道筋が見えたとき、人は強烈な行動欲求に駆られるそうです。
これが『決意』です。
なので、行動できない自分を責めるのではなく、長い時間をかけて、ひらめきを追求し続けることが大切なんですね。
ポリメラーゼ連鎖反応を開発し、ノーベル科学賞を受賞したキャリー・マリスの言葉です。
ひょっとしたら私達も、突然のひらめきで、偉業を成し遂げる…なんてこともあるかもしれませんね☆
まとめ
●私達は、一つの分野において多くの経験を積むことで、デジャヴを起こし、不測の事態にも対処できるようになる。
●変化の激しい現代社会では、『ひらめき』が能力として重要な位置付けになっている。
●『ひらめき』は、現状の困難や課題を解決するだけでなく、私達の人生をも大きく変えることもある。
●『ひらめき』を起こすために、私達は、多くの情報を取り入れ、多くのことをかじり、多くの人と出会うことが重要である。
●私達はなにを『ひらめく』かわからない。不安や不満は尽きないが、希望を持って生きていこう!
参考書籍