こんにちは。
性格は、たぶん良くない…ミクサです。
今回のテーマは『良い人生を送る為に必要な3つの無関心』です。
『無関心』と聞くと、マザー・テレサのこの言葉を思い出しますね。
愛の反対は憎しみではなく無関心です。
私はこれまで、世の中の多くのことに関心を寄せてきたつもりです。
その結果何か変わったのか?というと・・・何も変わりませんでした。
何かと考え込んでしまうこのご時世...関心を敢えて寄せない方がいいこともあるので、今回はそのことについて書きたいと思います。
Contents
良い人生を送る為に必要な3つの無関心
1.人道的なニュースに無関心になる
私も一応投資家なので、世界で起こる様々なニュースをよく見ます。
自分の意思とは関係なく国を追われることになったシリアやロヒンギャの難民。
激化する香港デモでは、死傷者も出た。
アメリカでは銃乱射事件が後を絶たない…
私達はこういった世の中の出来事に、心を痛め、憤りを感じるも・・・
次の瞬間には、トランプのツイートが気になって、為替や株の値動きをチェックしたり、地域行事の日程が迫っていることに憂鬱になったり、歯磨き粉が切れかけているといったことに気を取られたりします。
まず、私達が理解しなければならないのが、『自分にはどうすることもできない』ということです。
実際問題、国連やG20、世界経済フォーラムといった機関がありながらも、何一つ大きな問題を解決できていないのですから、私達個人が世界を変えることなんて不可能です。
ただネガティブな気持ちになったり、憤りを感じるだけなら、いっそのこと、そういったニュースは見ない方がいいです。
国内、海外関わらずです。
ボランティアは生産性が低い
私達は、『ボランティア活動は有意義なもの』と考え勝ちですが、実際のところボランティアには、あまり生産性が無いのは有名な話です。
でもこんなこと言うと、活動されている方に失礼なので、触れないようにします…
『誰かを助けたい』と思う気持ちは大切ですし、自分の時間を削って、ボランティアをすることは素晴らしいことです。
ただ一つだけ考えてみてもらいたいのが…
世界の大富豪の多くは、ボランティア活動に参加しません。
その代りに何をしているでしょうか?
それが、私達が本当にすべきことなのではないでしょうか?
モラルライセンス
ボランティア活動にはもう一つ注意点があります。
それがモラルライセンス(論理的許諾)です。
モラルライセンスは「良いことをしたのだから、少しくらい悪いことをしてもいいだろう」と考える人間の思考です。
英国、ロンドン・ビジネススクールの調査によると、過去に、社会的責任について認められた業績のある、会社のCEOは、後に、不祥事を起こしやすい傾向にあることがわかっています。
ボランティアに参加したり、会社の業績に大きく貢献したからといって、セクハラ・パワハラ等してもいいという理由にはならないので、気を付けましょう!
2.専門外のことに無関心になる
私は、友達や同期、他部署の人や、他の会社の人と、仕事のことについて話していると、「みんな大変な中頑張ってるな…」「自分はこんなに恵まれていていいのかな…?」
なんて考えてしまい、どこか申し訳ない気持ちになってしまいます。
きっと、こんな気持ちになってしまうのは、私だけではないと思います。
でも、考えてみて下さい。
世の中には、ブラック企業に入社してしまい、低賃金で長時間労働を余儀なくされている人がたくさんいます。
上司に恵まれず、毎日ストレスだらけの日々を送っている人達もいます。
その一方で、親がお金持ちの家庭に生まれ、世の中のあらゆる素晴らしい体験をすることができ、自分のしたいことだけをして生きていける人もいます。
このことを、投資家で有名なウォーレン・バフェットは
卵巣の宝くじと言う言葉で表現しています。
私達は、生まれた国や地域が違うだけで年収に数千倍もの差が開きます。
最初から公平なんてものはないんです。
だから、今の自分の環境が、人より恵まれているからと言って、負い目を感じるのは止めましょう。
どんなに大変な仕事をしている人が近くにいても、その人は人生の偶然の成り行きで、その仕事に行き着いただけです。
自分の職業が投資家であっても、バズって月100万円稼げるようになったブロガー やユーチューバーであっても、パチスロのプロであっても、自分の仕事が「世の中に貢献できてない」と感じても、負い目を感じる必要なんてありません。
もし、それでも負い目を感じてしまうなら、余ったお金をユニセフや赤十字に寄付すればいいです。
そうすれば、「社会に貢献できていない」と感じていたその仕事も、多くの人の命を救う素晴らしい仕事に変わることでしょう。
人の仕事に関心を寄せるのは止めましょう。
そして、どんな仕事でも、自分の仕事に誇りを持ってやることが大切なのではないでしょうか。
3.競争社会に無関心になる
人間のあらゆる感情の中で、もっとも無意味で有害な感情…
それが嫉妬です。
イギリスの哲学者、バートランド・ラッセルも「嫉妬は、不幸を招くもっとも大きな要因のひとつだ」と述べています。
私達は、直ぐ人と比べたがります。
「後輩には負けたくない」
「友達より多くの所得を得たい」
「ご近所さんより、いい車に乗りたい」
こういった思考に陥ってしまうと、私達の頭の中は、『その人に勝つこと』という、どうでもいい目標でいっぱいになってしまいます。
いちいち負けてることに焦ったり、どうすれば蹴落とせるか?とか、自分の立場を守るには?なんて下品なことばかり考える人生が、良い人生のはずがありません。
また、嫉妬は人のチャレンジ精神を阻害します。
私も、「この人には仕事で勝てない」と思ってしまった際は、仕事に精が出ませんでした。
イラストが上手い人の絵を見ると、「自分には絵の才能なんて無い」と思いました。
文章の上手いブロガーの記事を読む度に、「才能ない自分がブログ書いたって…」と思って辞めようとしました。
嫉妬に捕らわれないためには、他人と自分を比較しないことが一番なのですが…そう簡単にできれば苦労はしません。
フォーカシングイリュージョン
私達は、誰かと自分を比較するとき、その意識の焦点は、無意識のうちにその『相違点』だけに絞られています。
「自分より仕事ができる」「自分より絵が上手い」「自分より文章が上手い」
こういった一点だけに注目し、それがその人の全てだと錯覚してしまう…
これがフォーカシングイリュージョンです。
嫉妬を上手くコントロールする方法…それは、自分がフォーカシングイリュージョンに陥ってしまっているということを理解することです。
具体的にどうすればいいのかというと、『嫉妬している相手の困難を探す』です。
嫉妬している相手の、『自分が嫉妬している点』ではなく、その『相手が今抱えている問題』に焦点を移すのです。
そして、その問題が、その人をどれだけ苦しめているかを想像します。
あまり品のある解決策ではありませんが…これくらいやらないと、嫉妬からはなかなか逃れられないものです。
そしてもう一つ、前述の『卵巣の宝くじ』を思い出してください。
自分の周り(近所や交友範囲)には、自分より、いい人生を送っている人が必ずいるという事実を受け入れましょう。
また、人と比較してしまいそうな場所も極力避けるよう心掛けましょう。
例えば、同窓会・あまり仲の良くない友達の結婚式・ゴルフコンペなど…
そんなところに出向くくらいなら、家に居た方がきっと幸せです。
いかがでしたか?
関心を寄せるのは良い事ですが、全てのことに関心していたのでは、気が滅入ってしまいます。
そうならない為にも、『不要な関心事を思い切ってシャットアウトすることも必要だな』と思う今日この頃です。
(´・ω・`)
ただ...賛否も分かれるテーマだとも思うので、『私の意見』程度に捉えておいてください。
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まとめ
●暗いニュースに無関心になろう。そのニュースで、悲しくなったり、憤りを感じても、現実に起きていることはなにも変わらない。また、あなたの責任でもない。
●世界の困っている人を助けたいなら、自分の仕事に集中し、お金を稼ぎ、寄付に回そう。その道のプロは、私達のお金を私達以上に有効に使ってくれる。
●他人の仕事に無関心になろう。生まれた場所や時代、育った環境で、就いている仕事が違うのは当たり前。自分が恵まれた環境で過ごしているからといって負い目を感じる必要はない。
●競争社会に無関心になろう。嫉妬は私達をいらだたせ、疲弊させる。1日も早く、感情のレパートリーから『嫉妬』を排除しよう。
●全ての物事に関心を寄せていては、気が滅入ってしまう。思い切って見聞きする情報を絞り込もう。