人生を変える読書の仕方


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こんにちは。

賢くなりたい!MIXAです。

 

今回は『良い人生を送る為に、読書の仕方を見直しましょう!』というお話です。

  Contents

 

人生を変える読書の仕方

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私も人生を変えたくて読書を始め、『毎月可能な限り読みまくる!』って感じで読書していました。結果どうなったかというと…

 

読んだ本のほとんどの内容は頭の中に入っておらず、どういったことが書かれていたかさえ思い出せない本もあるほどです…Orz

どうやら本は大量に読めばいいということではないようです。

 

そもそもなぜ読書が必要なのか?

『読書で身に付く能力』と言えば、

“読解力”ですね。

読解力は団体や人により様々な解釈がありますが、ざっくりと言えば

『要点を見抜く力』です。

情報社会の現代では、その情報の重要な部分(要点)を如何に見抜くかが生きていく上で重要となっています。

 

では、要点っていったいその情報の何%なのでしょうか?

 

答えは全体の20%です。

パレードの法則という言葉を聞いたことはないでしょうか?

これは、社会現象を表す数値の一つで、“ものごとの8割を決めるのは全体の2割”という法則です。

社会学者ヴィルフレド・パレードが発見しました。

 

つまり、1冊の本の構成比率は要点が2割、その要点に対する解説や補足が残り8割といった感じです。

私達は、この2割の要点を見抜く力を身に付けなければなりません。

 

なぜなら、この読解力はAIには身に付けることのできない、人間ならではの能力だからです!

人工知能が発展し、AI化が加速する中で、この読解力が現在重要な能力の位置付けとされてきています。

 

読んだ本の内容が記憶に残らない理由

1冊の本を構成する重要な部分は20%ですが、私達が1回本を読んだことによる記憶の定着率はおよそ3%程度しかありません。つまらない本ならもっと低いでしょう。

 

ところで、『つまらない本』は全体の何割くらいあると思いますか?

 

なんとその比率は9割にも及びます!

これはスタージョンの法則といって、アメリカのSF作家シオドア・スタージョンの発言「あらゆる出版物の90%はクズだ。ジャンルなんて関係ない」から由来され名付けられました。

 

私達が読書して、「つまらない」と感じるのは決して私達の感性や知能に問題があるのではなく、実際につまらない作品だということを念頭に置いておきましょう!

 

 

www.mixa.biz

 

読書効果を最大限に引き出す方法

前述の通り、私達は情報の要点を見抜く以前に、『つまらない本』を選択肢から排除しなければなりません。

ではどうやって、『良い本』だけを見抜くのか?実はその方法はとっても簡単なんです♪

 

数学定数e=2.718

良い本を見抜く為には、まず、文芸の世界の全体的な傾向を把握する必要があります。

全体的な傾向を見極める方法として、数学者の間で有名な問題があります。少し長いですがお付き合い下さい( ^^) _旦~~

 

Question

あなたは今、アシスタントを一人雇いたいと思っています。

求人を出すと100人の女性から応募がありました。

あなたは無作為に順番を決めて、一人一人面接をしていきます。

面接が終わるごとに、その応募者を採用するかどうか決めなくてはなりません。

翌日まで考えたり、全員の面接が終わるまで決断を先延ばしにしてはいけません。

そして、面接直後の決断を撤回することもできません。

あなたは、どのようにして採用・不採用を決めますか?

 

どうすれば優秀なアシスタントを雇えるのでしょうか?

最初に面接した女性の印象が良かったからといって、最初の応募者を採用してしまうと、1番有数な応募者を雇い損ねるかもしれません。

ひとまず95人を面接して全体を把握し、残り5人の中から、それまで面接した中で最も有能そうに見えた応募者と印象が似ている人を選ぼうと考えると、残った5人の中にはいいと思える人はいないかもしれません。

 

『秘書問題』と言われる命題ですが、驚くことにこの問題の適切な回答は一つしか存在しないんです。

それは、最初に面接する37人を全員不採用にし、その37人の中で、最も優秀だった人と比較し、その人を上回った人を採用する。という答えが正解です。

 

なぜ『37人』かというと、応募者100人を数学定数e(2.718)で割って求めた数なんです。

この方法では、最も優秀な人を雇い損ねる可能性もありますが、それでもあなたは確実に優秀なアシスタントを雇うことができます。

この方法は、他のどんな方法と比較しても、統計的に、この結果を上回る結果は出ないそうです。

 

この問題を参考に、『良い本』を見抜いていく方法を考えます。

読書と言っても、人によって毎月読む本の数は様々です。

私は、現在月1~2冊しか読みません。(少ないですね…)

毎月1冊を10年間読む場合、10年間で読む本の総数は120冊となります。

120冊を数学定数eで割ると、約44冊となります。

その44冊は乱読して、全体の傾向を把握し、その中で最も内容の良かった1冊を基準に、読む本を選別すれば、良い本に出合う確率は非常に高くなります。

 

同じ本を2度“続けて”読む

読書効果を最大限に引き出す方法…それは

“『良い本』を選んで続けて2度読む”です。

前述の通り、人間が1回の読書で覚えていられる内容は、全体の3%です。

しかし、同じ本を2度続けて読むことで、読書効果は10倍に膨れ上がります!つまり、内容の30%を記憶に残すことが出来るということです!

 

1冊の本で重要な内容は全体の20%なので、要点を全て押さえることが出来ます。

私もこの方法を取り入れることにより、読書効果が上がったことを実感することができています。(私の場合はもう少し数を読まなければと反省していますが…)

 

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まとめ

●読解力はAIにも奪われない重要な能力である。

●読解力とは『要点を見抜く力』であり、読書していれば自然と身に付く。

●本の構成比は【要点20:その他80】また、全体としては、【良い本10:つまらない本90】である。

●良い本を見つけるには、自分の文芸の全体図を把握する必要がある。数学定数eを活用しよう。

●記憶の定着率を引き上げる為、同じ本を続けて2度読もう!