(悲報)会社が成長しても衰退しても私の仕事は無くなる話


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 こんにちは。

 将来不安で仕方無いよ系サラリーマンのMIXAです。

 

 近々、私の職場に大型の新設備が導入されます。

 「儲かってるいい企業じゃないか!何が不満なんだ!」

 って思う方も居るかと思いますが…安心して下さい!私の勤め先は、全然儲かってない赤字スレスレの中小企業です。

 

 今回お話したいのは、私達が頑張って出す“成果”そして、仕事の効率を追求する“改善”は、いったい何の意味があるのか?について考えていきたいと思います。

 

・会社が成長しても衰退しても私達の仕事は無くなる!?

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 まず、簡単に結論が出る方から…『自分の勤めている会社が衰退していった場合』について考えます。

 企業が衰退していく…この場合、事業の縮小と、合理化によるコストカットを実施することにより、当面の間凌ぎつつ、再建を目指します。

 それでも再建できず、衰退し続けた場合、事業継続が出来ず、倒産となります。結果、私達の仕事は無くなります。

 

 では企業が成長した場合はどうでしょうか?

 「そんなん給料が増えて、従業員も増えるに決まってるじゃん!」

 って思った方…あなたの認識は20年前で止まっています!

 

 結論からいうと、企業が成長しても、私達の仕事は無くなります!

 なぜか?私達が頑張って出した成果は企業に利益を生み、企業はそのお金を事業の拡大や合理化に使用します。

 

 事業の拡大に関しては、移り変わりの激しい現代社会ではリスクが大きいと踏んでか、どの企業も積極的には行っていないように思います。その証拠が、過去最高の内部留保446兆円(2018年9月時点)に表れています。

 

 今企業が力を入れているのは後者“合理化”です!

 では合理化ってどういうことだと思いますか?

 

 合理化とは…無駄を省くことです。

 ここでいう無駄とは…電力・原材料費・運送費・時間等々…いろいろありますね。

 では、合理化し続けた結果、最終的には何に行き着くでしょうか?

 答えは簡単…自動化です!

 

 私達が頑張って出した利益を、企業は合理化の為に遣います。そして、その合理化の方法を提案しているのが、私達の行う“改善”なのです!

 

 なんてことだ・・・私達が成果を出し、必死に改善することで、自動化が進んでしまう…20年程前までは、企業はまだ、事業拡大に積極的だった為、企業利益は雇用を生んでいました。

 しかし今は、合理化と内部留保が企業の最大の課題となってしまっています。ここには何か意図があるように思えてならないんです。

 

・企業の狙いは何?

 なぜ企業は従業員の給料を上げず、内部留保として貯め込んでいるのでしょうか?私は、企業はあるタイミングを狙って待っているのではないか?と考えています。

 

 ムーアの法則

 皆さんはムーアの法則という言葉をご存じでしょうか?

ムーアの法則

 1965年インテルの共同創業者ゴードン・ムーアが、コンピュータの処理能力が2年間でざっと2倍のペースで上昇していくという予測を示した。このことから、『ムーアの法則』と言われるようになった。

  今から50年以上も前のことです。で…実際どうなったかというと、概ねその通りになっています。

 1981年、Microsoft共同創業者のビル・ゲイツは「誰にとっても、パソコンのメモリーは640㎅あれば十分だ。」と言った記録がありますが…現在は1TBのHDDを搭載したノートパソコンも珍しくなくなってきています。

 このままのスピードで人工知能の処理能力が上昇していけば、2045年には、人工知能は人類の知能を超える(シンギュラリティ)と推測されています。

 

 2020年には、本格的に5G通信が本格的に普及し始め、IOT技術も日々進化しています。

 通信速度が劇的に上昇し、あらゆるものがインターネットに接続され、それを統合管理するのがAI・・・そんな時代になります。

 

 イギリスのオックスフォード大学の研究によれば、今後10~20年の間にテクノロジーの進歩に伴い、アメリカの雇用の47%が消失される恐れが有り、約6000万人が職を失うとされています。

 企業の投資対象は完全に、人からこういったテクノロジーへと移行し、近い将来には、雇用という概念は存在しなくなるとも言われています。

 

 企業達はそのテクノロジーに投資する為にお金を貯め込んでいる。そして、今はそのテクノロジーの進歩を待っている…私にはそう思えてなりません。

 

 私の職場に新設備が導入されると始めにお話ししましたが、その新設備は完全オートメーション化されていて、その導入目的は既存の設備の合理化です。

 近い将来、私の職場ではまた、人員の削減が行われることでしょう。

 最終的には無人化も十分考えられそうです(´-ω-`)

 

 では今回のメインテーマである、『私達の努力の証である“成果と改善”には何の意味があるのか?』という問いについてお答えします。

 その答えは・・・延命です!

 企業がテクノロジーに投資するまで自分の仕事を確保する為に、私達は成果を出し、改善を続けなければなりません。

 これが出来ないと会社は衰退し、テクノロジーの進歩の前に私達の仕事は無くなってしまいます。

 

 遅かれ早かれ、私達の仕事は無くなります。

 私達は、働き方や、仕事とはなにか?について真剣に考えなければならない岐路に立たされています。

 では、今後私達にはどのような選択肢があるのか・・・

 私は今後どうするのか・・・

 これらに関してはまた別の機会にお話ししたいと思います。

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まとめ

●会社が成長しても衰退しても、私達の仕事は無くなる。

●私達の出した成果(企業利益)は合理化(自動化)に充てられている。

 その合理化の素案は私達の行っている“改善”である。

●今後はテクノロジーの進歩に伴い、職場のオートメーション化がより顕著に進む。

 行き着く先は無人化である。

●私達はテクノロジーに会社が投資するまでの間、

 自分の仕事を確保する為に、成果を出し、改善を続けなければならない。